映画の夫婦割引は廃止された?残っている5社と終わった2社【2026年最新】

公開: 2026年8月30日(現存状況は2026年8月30日に各社公式ページで確認)

映画館のロビーを並んで歩く60代の2人のイラスト

映画の夫婦割引そのものは廃止されていません。ただし「どこでも使える」ではなくなりました。 どちらかが50歳以上なら2人で2,600〜3,200円になるこの割引は、イオンシネマなど5社に残っている一方で、TOHOシネマズとユナイテッド・シネマは現行の料金ページから消えています。 ところが今も「TOHOシネマズ、MOVIX、ユナイテッド・シネマ、109シネマズなども同様に」と書いた解説記事が検索上位に残っており、窓口で断られる原因になっています。 この記事では、2026年8月30日に各社の公式料金ページを直接確認した結果を、社名ごとに並べます。

結論: 7社の現存状況(2026年8月30日確認)

チェーン制度名2人の料金1人あたり確認日
イオンシネマ夫婦50割引2,600円1,300円2026-08-30
シネマサンシャインペア50割2,800円1,400円2026-07-07
コロナシネマワールドペア50割2,800円1,400円2026-07-07
Tジョイペア50割3,000円1,500円2026-07-07
MOVIX(松竹)ペア50割引3,200円1,600円2026-07-07
TOHOシネマズ現行の料金ページに記載なし(新宿・府中の2劇場で確認)2026-08-30
ユナイテッド・シネマ現行の料金ページに記載なし(としまえん・金沢の2劇場で確認)2026-08-30

※イオンシネマはどちらか一方がワタシアタープラス会員なら2,400円になります。 ※料金は劇場によって異なる場合があります。実施状況は劇場単位でも変わるため、来場前に該当劇場の料金ページでご確認ください。 ※109シネマズには「ペア割」(2名3,000円)がありますが、年齢条件のないシネマポイント会員限定の割引で、夫婦50割引とは別物です。

なぜ「廃止された」と思われているのか

この割引はもともと2004年に業界団体「映画館に行こう!」実行委員会が始めた全国的なサービスで、2007年夏から制度として定着しました。 同委員会の公式ページには現在も「全国の多くの劇場で恒常的なサービスとして実施」と書かれています(あわせて「一部実施していない劇場もございます」との注記もあります)。

つまり制度そのものは今も生きています。「廃止された」という印象が生まれているのは、利用者が多い大手2社の料金表から静かに消えたためです。 TOHOシネマズもユナイテッド・シネマも「夫婦割引を終了します」という告知を出しているわけではなく、料金ページに載らなくなっただけなので、気づきにくくなっています。

そして厄介なことに、この2社を「実施中」として挙げたままの解説記事が今も検索上位に残っています。 2019年に書かれ「おふたりで2,200円」と紹介している記事も上位にあります(イオンシネマの現在の料金は2,600円です)。 当サイトは各社の公式ページを定期的に確認し、レコードごとに最終確認日を明記しています。上の表の「確認日」列がそれです。

「夫婦限定」なのはイオンシネマだけ

名前が社ごとに違うのには理由があります。夫婦であることを条件にしているのはイオンシネマの「夫婦50割引」だけで、残る4社の「ペア50割」は2名1組であれば夫婦でなくてもかまいません。 友人同士でも、親子でも、どちらか1人が50歳以上なら対象です。

  • イオンシネマ「夫婦50割引」 — 夫婦であることが条件。同作品・同時間の鑑賞に限る
  • シネマサンシャイン・コロナシネマワールド・Tジョイ・MOVIX「ペア50割(引)」 — 2名1組であればよく、続柄・性別は問わない

「夫婦割引」で検索して見つからなかった人が、実は『ペア50割』という名前で使えた、というのがよくある取りこぼしです。 窓口では制度名で伝えるとスムーズです。いずれも年齢を証明できるものの提示を求められます。

映画館の座席に並んで座る親子ほど年の離れた2人のイラスト

60〜64歳は、シニア割より夫婦割の方が安いことがある

映画館のロビーでスマートフォンを見ながら相談する60代の2人のイラスト

シニア料金が使える年齢になっても、2人で行くなら夫婦割・ペア割の方が安くなる場合があります。特にシニア料金が高めのチェーンで逆転します。

チェーンシニア料金(1人)夫婦/ペア割(1人)2人で行くなら
シネマサンシャイン1,500円(60歳〜)1,400円ペア50割が安い
Tジョイ1,300円(65歳〜)1,500円65歳以上はシニア料金
MOVIX1,400円(60歳〜)1,600円シニア料金
イオンシネマ1,300円(55歳〜)1,300円同額(会員なら夫婦割が有利)
コロナシネマワールド1,300円(60歳〜)1,400円シニア料金

特に注意したいのがTジョイです。2024年10月にシニア料金の対象が60歳から65歳へ引き上げられたため、 60〜64歳の方はシニア料金が使えません。この年代がTジョイで安く観るなら、2人で行ってペア50割(1人1,500円)を使うのが実質的な選択肢になります。 映画のシニア料金の年齢・金額は大手8チェーン比較にまとめています。

50〜59歳には、これが唯一の「年齢による割引」

映画のシニア料金は多くのチェーンで60歳からです(イオンシネマのみ55歳)。 つまり50〜59歳にとって、夫婦割・ペア割は年齢を理由に使える唯一の割引になります。シニア料金より10年早く使い始められる制度です。

  • 50〜54歳 — シニア料金は全社で対象外。2人で行くなら夫婦割・ペア割一択
  • 55〜59歳 — イオンシネマのハッピー55(1,300円)が使える。他社では夫婦割・ペア割
  • 60歳〜 — シニア料金と夫婦割の安い方を選ぶ(上の表を参照)

50歳から使えるシニア割引の一覧もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 映画の夫婦割引は廃止になりましたか?
制度そのものは廃止されていません。イオンシネマ・シネマサンシャイン・コロナシネマワールド・Tジョイ・MOVIXの5社で使えます。ただしTOHOシネマズとユナイテッド・シネマは現行の料金ページに記載がなく、実施していないとみられます(2026年8月30日確認)。
Q. 夫婦50割引はいくらですか?
イオンシネマの夫婦50割引は2人で2,600円(1人あたり1,300円)、どちらか一方がワタシアタープラス会員なら2,400円です。他社のペア50割は2人で2,800〜3,200円です。
Q. 何歳から使えますか?
2人のうちどちらかが50歳以上であれば使えます。もう1人の年齢は問いません。シニア料金(多くは60歳〜)より10年早く使い始められます。
Q. 夫婦でなくても使えますか?
イオンシネマの「夫婦50割引」は夫婦が条件ですが、シネマサンシャイン・コロナ・Tジョイ・MOVIXの「ペア50割」は2名1組であればよく、友人同士や親子でも利用できます。
Q. 結婚を証明するものは必要ですか?
求められるのは年齢を証明できるもの(運転免許証・マイナンバーカードなど)です。戸籍謄本などの提示を求められることは通常ありません。ただし取り扱いは劇場によって異なる場合があります。
Q. シニア料金と夫婦割はどちらが得ですか?
チェーンによります。シネマサンシャインは夫婦・ペア割(1人1,400円)がシニア料金(1,500円)より安く、Tジョイ・MOVIX・コロナはシニア料金の方が安くなります。なお割引の併用はできません。
Q. 109シネマズの「ペア割」は夫婦50割引ですか?
別の制度です。109シネマズのペア割(2名3,000円)は年齢条件がなく、シネマポイント会員限定の割引です。

関連情報

掲載内容は各社の公式発表に基づき、レコードごとに最終確認日を明記しています。 割引の内容・年齢条件は変更される場合があります。ご利用の際は必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

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